dr_手動でWordPressをインストールする
国内の大手レンタルサーバーであれば、ほとんどWordPressの自動インストールに対応している。通常はそういった自動サービスを使うことをお勧めする。その方がミスなくインストールできる。
なんらかの事情で自動インストールが使えないような場合、手動でWordPressをインストールすることができる。その手順を以下にまとめる。
このページでは、文章のコメントの下に関連画像を挿入している。
前提
- 独自ドメインの設定は済んでいる
- 契約しているレンタルサーバーがある
- WordPressをダウンロードしている
- レンタルサーバーにアップロードする環境がある
(レンタルサーバーに用意されているFTPツールやFileZilla等のFTPアプリ)
レンタルサーバーの要件
必要なレンタルサーバーの環境
- PHP バージョン7.4以上
- MySQL バージョン5.7以上(または、MariaDB バージョン10.3以上)
レンタルサーバーにWordPress自動インストール機能があるならそちらを使った方がいい。
WordPressのダウンロード
WordPressのダウンロード元
右上ボタンの「WordPressを入手」よりダウンロード
ダウンロードしたファイルはZipファイルなどの圧縮されているので解凍しておく。
大まかな手順
- データベース(MySQL)を作成する
- WordPressをアップロードする
- 必要情報の設定
- WordPressのダッシュボードにログインして確認
以下、順に進める。
データベースを作成する
ここではロリポップを例に行う。どのレンタルサーバーも似たようなものなので、適宜読み換えてほしい。
ロリポップでは、左メニュー「サーバーの管理・設定」>「データベース」>「作成」と進む。
以下を入力
- 作成するサーバー(リストから選択)
- データーベース名
- 接続パスワード
※ 入力した内容はメモを取る等して控えておく。後でセッティングする際に必要になる。
WordPressをアップロード
ダウンロードしたWordPressのデータをアップロードするには、FTPツールが必要になる。レンタルサーバーのFTPツールだと一度に扱えるファイル数などに制約があるので、FTPアプリを使う方法がオススメ。
アップロードするフォルダについて
レンタルサーバーの直下にWordPressファイルをアップロードしてしまうと煩雑になるので、1つのフォルダを作成してそのフォルダにアップロードする。
ロリポップでは、使いたい独自ドメインのフォルダ内にインストールするフォルダを指定する。
フォルダ名は、どのサイト名かがわかる短めの半角英字名にしておいた方がいい。
通常、FTPツールでアップロードする時にパーミッションの変更は必要ない。
ファイル数が多いので、数分〜10分くらいかかる。
必要情報を設定
アップロードが完了したら、ブラウザでアップロードしたフォルダの場所(URL)を表示する。
https://(ドメイン名)/(インストールしたフォルダ名)
WordPressで使用する言語が表示される場合がある。その場合は使いたい言語を選択して進む。
ブラウザにWordPressの「さあ、始めましょう!」ボタンをクリックして、次に進む。
アップロードしたWordPressとデータベースをひもつける。
先に設定したデータベースの情報を下記の項目に入力して、「送信」をクリック。
- データベース名
- ユーザー名
- パスワード
- データーベースのホスト名
(※ ロリポップではlocalhostのままではエラーとなる) - テーブル接頭辞
(※ 1つのデータベースに複数のWordPressをインストールした等、必要な場合)
「インストール実行」をクリック。
次に以下の項目を入力
WordPressにサイトの情報を設定する、
- サイトのタイトル(あとで変更可能)
- ユーザー名
- パスワード(WordPressのダッシュボードにログインするものになる。)
- メールアドレス
- 検索エンジンでの表示(下の画像ではチェックを入れているが通常は外す)
「WordPressをインストール」をクリック。
ここで設定した「ユーザー名」と「パスワード」が、WordPressのダッシュボードにログインするときに必要となるので、忘れないようにメモしておく。
「成功しました!」と表示されたら、設定完了。
「ログイン」ボタンをクリックして、上記で設定したユーザー名とパスワードを入力してログインしよう。
設定したユーザー名とパスワードを入力してログイン
WordPressのダッシュボードが表示される
以上で、手動でのWordPressインストールは完了
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